2011年06月06日
イグサ
旧草津川の川床に出来た小さな水路に生えていたイグサです。

イグサと言えば畳表の材料です。
昔々は、新しい畳の香りを時々感じていたが、最近ではフローリングや、カーペットで・・・
畳が減ったせいか、新しい畳の香りって長ーーーーーいこと感じていないような気がします。
昔は、街中に畳屋さんがあり、長い待ち針、縫い針、太い糸を使って畳表の張り替えているのを・・・
今でもあるのかな

イグサ(イグサ科 イグサ属)イグサは灯心草とも呼ばれる。茎の中心部の髄を灯明の芯として使ったことによる。我々には、イグサは畳表の材料として身近なものである。以前は岡山平野や九州北部の平野などで広く栽培されていたが、最近は少なくなってきた。どうやら中国産が多くなってきたのではないかと思う。イグサの栽培は、冬季も比較的温暖で二期作が可能であるが、排水が不良な湿田で行われてきた。秋に稲刈りが行われると、すぐにイグサの植え付け準備が始まる。別の場所で育てていた苗を田植えと同じ要領で植栽していく。6月には草丈が1m以上になり、刈り取りが行われます。イグサの刈り取りが行われると、今度はその直後に代かきを行って、イネを植え付ける作業にはいるので、稲刈りと田植えの頃はとても厳しい労働であったようです。特にイグサの刈り取り時期は、イグサの乾燥と田植えが重なって、暑い季節でもあるので過酷な労働だったとのことです。イグサの栽培品種はコヒゲと呼ばれるもので、ほとんど花が咲かず、株分けで殖やす。畳表に使うには長いことと花が咲かないことが重要であったのであろう。(岡山理科大HPより)
Posted by テクテク at 10:21│Comments(0)
│イグサ科